不登校でも大丈夫だった そう言える日を夢見ている

小中高と不登校を経験していても、ほとんどの子は社会的に自立していることは知られている。ちゃんと就職して普通に毎日働いたり、大学に通ったり。だからといって、そうなんだ、ならうちの子も大丈夫、安心だ、とはならない。学校に行かない目の前の子を見ていると、明るい未来は想像できないことのほうが多い。絶望しかないと感じる時期もある。不登校という状態を受け入れていないことの表れでもあるのかな。子供が学校に行かないことを認め、ありのままを受け入れられたなら、大丈夫って思えるのかな。

小中学校と不登校や登校渋り、保健室登校やフリースクール利用と様々経験した我が家の娘。現在、全日制の公立高校2年生。休まず登校している。発達障害(自閉症スペクトラム障害)の診断があり、聴覚過敏があったり、過剰適応してしまう面があり、学校という場所は相変わらず苦手ではあるのだけど、自分で選んだ専門的なことを学べる学校。一部支援をいただきながら、頑張っている。他人を尊重できる子が多いのか、恵まれたクラス環境のおかげで、小中高通して、高校が一番居心地がいい、自分らしくいられる、と娘は言っている。どんな環境にいても自分次第とは言え、特性ある子にとっては、特にその時の環境で状態が左右されるということは本当に実感する。その中で自分に合う方法を工夫したり、折り合いをつけて生活する努力は欠かさないのもマスト。

これから社会に出て自立していけるための準備期間の今。エネルギーをため、生きるための様々なスキルを身につける。子どもが成人するまでの18年なんてもう、本当にあっというますぎて、追いつけないくらい。子どもの日々の成長は著しい。学校に行けない、行かないからと言って、好き放題過ごすのは違うかなと個人的には思っている。やはり、計算ができないのは困るし、字が書けないのも困る。私は、勉強はするべきだと思っている。登校しない間、好きなことだけして過ごして元気になる期間が必要な場合はもちろんある。その期間を経て元気になってきたら、子どもたちは自ずと動き出すはず。ゲームやYoutube。依存性が高いので、そこは親の出番ではないかな。好き放題にさせっぱなしにしない。元気になってきたなと思ったら、外の世界に誘ってみたり、ちょっと勉強できる環境を整えたりした方が良いのでは?と経験上思っている。

我が家の場合、ほぼ不登校だった中2〜中3の一学期は、とにかく毎日命を繋ぐことで必死だった。発達障害の二次障害で、睡眠もとれず、鬱々としていたから。私もここにきてようやく学校に行けない娘を少し受け入れられた気がする。遅すぎたのだけど。私は未熟な母親なので、子の状態をこじらせてしまった。それでも休ませてゆっくり過ごさせて少し元気になってきたところで、高校のオープンスクールに行けたり、フリースクールの見学に行けたりとするようになった。そしてフリースクールと学校の別室登校の併用をするようになった。からの高校受験。無事合格して登校している今でもまだ、私は、もうこの子は大丈夫だと思いつつ、やはりどこかで不安はある。自分のマインドを変えたい。不登校って、親が自分に向き合う機会でもある。すごく苦しい。でも私たち親子には必要な試練、経験なのだろうな。

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